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2013年03月28日

書籍「グリーン経済の課題と展望~リオ+20(国連持続可能な開発会議)の成果と国内外の最新動向を踏まえ~」を発行

1992年の地球サミット(国連環境開発会議)から20年が経過したが、先進国の持続不可能な生産・消費形態の問題に加え、急速な経済成長を遂げる新興国の資源利用の急増により、世界の温室効果ガス排出が増加し、生物多様性喪失も加速、資源枯渇/廃棄物問題も深刻化している。その一方で、途上国等における貧困問題は解決に至っていない。

こうした状況において、2012年6月に開催された「リオ+20(国連持続可能な開発会議)」では、「貧困撲滅と持続可能な開発の文脈におけるグリーン経済」が主要テーマの一つとされた。リオ+20では、不十分ながらも、グリーン経済の推進、持続可能な消費と生産に関する「10カ年計画枠組み」の採択等が合意された。

各国に目を転じると、近年、海外でグリーン経済の取り組みが加速しつつある。日本国内でも様々な取り組みが進められている。新政権も環境ビジネスの推進を含む様々な環境対策を打ち出しているが、経済再生を最重要課題としているため、環境対策が後手に回ることを懸念する声も少なくない。日本に限らず、昨今の先進国の経済/ 財政危機・先進国/ 新興国企業間の競争激化等により、各国におけるグリーン経済・持続可能な消費生産の取り組みが鈍化・後退する可能性も懸念される。

そこで、グリーン経済に関するリオ+20の合意内容、国内外の動向を共有するとともに、効果的な形でグリーン経済・持続可能な消費生産形態を推進するための今後の課題を明確化するために、本書を発行することとした。

本レポートが、リオ+ 20・グリーン経済にご関心をお持ちの方々の一助となれば幸いである。

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