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2016年03月31日

Ⅶ.SDGsの指標およびフォローアップ・レビュー

ゴールとターゲットをフォローアップするためのグローバルな指標は、2016年3月に策定予定である。グローバルレベルでのフォローアップ・レビューは、ハイレベル政治フォーラム(HLPF)が中心的役割を果たす。HLPFは1年に一度開催され、SDGsの進捗報告等を行う(次回は2016年7月開催)。また、ハイレベルでの政治的ガイダンスを与えるため、4年に一度、国連総会の下で首脳級会合が開催される(次回は2019年開催)。
グローバル指標に関し、国や地方においても定期的なレビューの実施が推奨されている。ただし、グローバル指標の測定範囲は非常に幅広いため、国・地方や個々の活動の進捗を測るために、国や地方レベルの補完的な指標を構築することも重要と考えられる。指標設定により、目指す方向性がより明確になれば、省庁・自治体で予算や政策措置が整備される可能性が高い。
また、以下で示すように、国際レベルでは新たなイニシアティブが動き始めている。企業やNGO等は、国内および国際動向を踏まえてSDGsの取組みを進めることで、事業活動の強化や資金獲得につなげられると考えられる。

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