2016年01月06日
SDGsスタート記念公開研究会「SDGs実施を機に、世界と日本の持続可能な消費・生産(SCP)を考える」を1月19日に開催
Ⅰ.背景・目標
2015年9月25日、国連総会で「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、その中核要素として、17の大目標(Goals)と169の個別目標(Targets)から成る「持続可能な開発目標(SDGs)」が示された。
SDGsの中で、「持続可能な消費・生産(SCP)」が、大目標の一つ(Goal 12)に掲げられ、「開発途上国の発展と能力を踏まえつつ、先進国がリードの下で、すべての国々がこれを実行すること」、「政府・国際機関・企業・その他の非政府主体や個人が開発途上国におけるSCP促進のために財政的・技術的支援等を行うこと」等が示された。日本・世界のSCP推進は、気候変動(Goal 13)や生物多様性(Goal 15)等の他の環境関連目標と切り離せない重要なテーマである。また、SCPは、持続可能な開発の三側面である経済・社会・環境の統合的推進の鍵となり、環境を主題としない他の目標の推進とも密接に関連する。
SDGsを策定することが決まった2012年のリオ+20(国連持続可能な開発会議)では、「持続可能な消費と生産に関する10年枠組み(10YFP)」も合意された。10YFPは、各国の拠出金を活用し、「消費者情報」「ライフスタイルと教育」「公共調達」「建築・建設」「観光」「食品システム」の6つのプログラムによって、世界全体のSCPを推進する取組みを進めている。SDGsも、10YFPの取組み推進を掲げており(Goal 12/Target 1)、SDGsと10YFPは連動していく。
SDGsは、2016年1月から効力をもち、ついにスタートを迎える。
そこで、以下の目的のために、本研究会を開催する。
〇SCP・10YFP・SDGsの関連と最新動向、国内外のSCP取組みの最新動向等を共有する。
〇国内外で政府・企業・市民等がSCPを効果的に推進していくためのあり方・課題等を検討する。
Ⅱ.日時
日程:2016年1月19日(火)
時間: 14:30~17:00
Ⅲ.場所
ベルサール九段 3階 Room2
http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_kudan/access.html
〒102-0073
東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル
Tel: 03-3261-5014
<交通アクセス>
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
「飯田橋駅」東口徒歩10分(JR線)
「水道橋駅」A2出口徒歩10分(三田線)
Ⅳ.対象
企業・市民・NGO・研究者・政策担当者・国際機関・メディア等
Ⅴ.主催
主催:グリーンエコノミーフォーラム
協力:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金
Ⅵ.プログラム<以下、敬称略>
「開催のご挨拶」
1.報告
「SDGs・10YFPの最新動向と課題 ~ 効果的に成果を生み出すために(仮題)」
森秀行(地球環境戦略研究機関(IGES)所長)
「持続可能な消費・生産に向けて(仮題)」
平尾雅彦(東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授)
※各報告後、質疑応答
◇休憩◇
2.意見交換
○パネリスト:講演者
川廷昌弘(博報堂広報室CSRグループ推進担当部長)
多田博之(ジャパン・フォー・サステナビリティ理事長)
薗田綾子(クレアン代表取締役)
黒田かをり(CSOネットワーク事務局長・グリーンエコノミーフォーラム理事)
○論点:
・国内における持続可能な消費生産(SCP)推進のあり方・方策
・途上国における持続可能な消費生産(SCP)推進に向けた支援のあり方・方策 等
Ⅶ.参加費
1,000円
Ⅷ.お申し込み
「1月19日SDGs/SCP公開研究会申込」と明記の上、次のJACSES(グリーンエコノミーフォーラム事務局)ウェブサイト・参加フォーム(http://www.jacses.org/form/form_event.html)から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
Ⅸ.お問い合わせ・お申込み
グリーンエコノミーフォーラム
担当:足立・福田
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328