2014年02月24日
公開研究会 「ジオエンジニアリング(気候工学)の最新動向と課題 ~」技術リスクガバナンスと持続可能な経済社会~を3月10日に開催
I.背景・目標
気候変動国際交渉は各国の経済社会に与える影響が大きいため、利害対立からなかなか成果を見せず、温室効果ガス排出削減が進展していない。気候変動が危険な水準に達してしまうリスクを鑑み、気候システムに意図的に大規模な工学的介入を行うジオエンジニアリング(気候工学)が世界的に注目されている。(3月25日よりIPCC総会が日本で初めて横浜で開催されるが、ジオエンジニアリングはIPCCでもレビューの対象となっている。)
気候工学には、二酸化炭素除去(CDR)・太陽放射管理(SRM)等の方法があり、すでに実験も開始されている。ただし、自然環境の汚染や健康被害等の副作用も懸念され、さまざまな社会的課題が指摘されている。こうした状況で、自然環境下の実験に関するガイドラインや国際枠組等に関する国際的議論も始まっている。しかし、日本では報道も少なく、ジオエンジニアリングに関する現状はあまり知られていない。
そこで、以下の目的のために、本公開研究会を開催する。
○ジオエンジニアリングに関する最新動向を把握する。
○ジオエンジニアリングに関するガバナンスの在り方を検討する。
II.日時
日程:2014年3月10日(月)
時間:18:45~20:45
III.会場
ベルサール九段 3階 Room 1
http://www.bellesalle.co.jp/bs_kudan/room/access.html
〒102-0073
東京都千代田区九段北1-8-10住友不動産九段ビル
Tel:03-3288-2441
<交通アクセス>
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
IV.対象
研究者・政策担当者・メディア・企業・市民・学生・NGO等
V.主催等
主催:グリーンエコノミーフォーラム
協力:「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
助成:環境再生保全機構地球環境基金
VI.プログラム(案)<以下、敬称略>
「開催趣旨説明」
1.講演
「ジオエンジニアリング(気候工学)の研究開発とガバナンスに関する最新動向(仮題)」
杉山昌広(電力中央研究所主任研究員)
「ジオエンジニアリング(気候工学)の展開を考える(仮題)」
水谷広(日本大学生物資源科学部教授)
2.意見交換
○パネリスト:講演者
○司会:足立治郎(JACSES事務局長)
古沢広祐(國學院大学経済学部教授)
○論点
・ジオエンジニアリングの可能性と課題
・ジオエンジニアリングに関するガバナンスの在り方
VII.参加費
1,500円
VIII.お申し込み
「2014年3月10日公開研究会参加申込」と明記の上、次のJACSES(グリーンエコノミーフォーラム事務局)ウェブサイト・参加フォーム(http://www.jacses.org/form/form_event.html)から、もしくはFAX:03(3556)7328宛てに「お名前」「ご所属(勤務先・学校など)」「返信のためのご連絡先」を明記の上、お申込み下さい。
IX.お問い合わせ・お申込み
グリーンエコノミーフォーラム
担当:木元
TEL:03-3556-7323 FAX:03-3556-7328